冬の病気でやっかいなのがインフルエンザです。
流行性感冒のことで、インフルエンザと呼ぶようになったのは
戦後からです。
鎌倉時代に感冒のことを風邪というようになりましたが、
平安時代には様々な病気を風病と呼んでいました。
風は八方から吹くが、季節違いの方向から吹くと万物に害を与え、
人々を病にさせるとして風病は万病の元とされていました。
1953年にアデノウイルスが発見されたことがきっかけで、
風邪の原因がウイルスであることがわかりました。
インフルエンザウイルスは空気感染するので、乾燥しているときほど
発生しやすく、気温が低いほどウイルスが強くなる傾向があります。
冬場は感染しやすい環境となり、体も寒さと乾燥で体力を減衰させるため、
時期的にウイルスに感染しやすくなってしまうんです。
マスク着用される方が増えており、マスクで予防と考えられる方が
多いかもしれませんが、マスクは病原体を吸い込むのを防いで
感染を予防するというよりも、自分が病原体をまき散らさないように
するために有効な手段です。咳は時速220キロで超大型台風なみの
スピードがあります。ウイルスの数も約10万個もあるそうで、
くしゃみの場合は咳の約20倍のウイルスをまき散らし、飛び出す飛距離は
咳が口から2メートル、くしゃみは3メートルも飛ぶといいます。
家族にうつさないように、職場でうつさないようにマスクをするのは
エチケットです。
適度な室温と湿度が必要で、乾燥に気をつけて暖かくして
お過ごしいただくことが最大の予防となります。
お部屋が暖かくなりにくい場合は、外壁に原因があり、
断熱リフォームがおすすめです。
外壁から断熱効果を高めることで、気密性が高まり、
暖房の効きをよくなります。節電効果もあるので、
この冬取り入れてみてはいかがでしょうか?