日本一のドヤ街である大阪の西成地区。
日雇い労働者や浮浪者が集まる場所として知られ、そこら中で
ブルーシートを見かけました。近年は地域住民、行政らの努力で
街のクリーン化が進み、ブルーシートを目にすることがなくなり
ましたが、全国各地でまだ見かけるケースも多いです。
生活困窮者らの生活でよく使われているブルーシート。
実は非常に便利で震災時にとても役立つのです。
そもそもブルーシートは土木工事一般の工事現場で用いていた
資材の一つです。
合成繊維を合成樹脂フィルムで挟んだ構造をしており、
引っ張りに強く、裂けにくい。不透水性、耐候性も高く
折りたたんで収納でき、安くて丈夫なことからさまざまな
用途で用いられており、万能シートとも呼ばれています。
6月に起こった大阪北部地震では、その被害が、
全壊住宅は18棟、半壊は517棟、一部損壊は5万7千棟以上に
のぼり、中には瓦がズレたり落ちたり、飛んで行ったご家庭も
ありました。
修理業者への問い合わせが相次ぎ人手が足りないような状況の
中で、応急措置として大活躍したのがブルーシートです。
ブルーシートの上に置いていた土嚢が、9月に発生した台風の影響で、
転がり落ち、家の窓を割ってしまう事故が相次ぎました。
土嚢ではなくネジをつかってブルーシートをおさえる方法も
出てきています。
応急処置とはいえ、慣れない人が屋根にブルーシートを
張っても、すぐにはがれてしまったり、うまくいかず
雨漏りすることも・・・。不慣れな作業で事故のリスクも
あります。不用意に屋根に上って作業することのないように
気を付けてください。
震災や台風に負けない家作りを目指す方は弊社にご相談ください。