米カリフォルニア州で山火事が発生し、ようやく鎮火しましたが、
過去最大の被害をもたらしました。
8日に発生し25日に鎮火するまで2週間を要し、今の段階で死者は91人、
不明者は200人以上の上るとされています。
焼失した広さは東京23区に匹敵するほどで、米国内でさまざまな被災地を
見てきた経験のある緊急事態管理局の方でも驚くほど、広範囲に燃え広がり
多大な被害をもたらしました。
その理由は、乾燥した状態で強風が吹き、火が一気に燃え広がったからと
みられています。住民に高齢者が多く、逃げ遅れた人がたくさんいたことも
被害を拡大させたようです。
住宅で火災で亡くなる方は実は多く、その7割以上が高齢者となっています。
主に高齢者の一人暮らしや高齢者だけの世帯での火災が多い。
火災が発生してもすぐに対処できるように、あらかじめ備えを
しておきましょう。
住宅用火災報知器は設置されてますか?
保土ヶ谷区でも火災予防条例により、すべての居室、台所、階段に
火災報知器の設置が義務付けられています。
定められた正しい位置に設置し、性能維持のために掃除をしておき、
機器の寿命や故障、電池切れ等により火災を感知できずに逃げ遅れる
といったことが起こらないように注意しましょう。
家は防火構造ですか?耐火構造になっていますか?
防火は建物の周囲からのもらった火が燃え広がらない構造になって
いることで、耐火は建物の内側で火災が発生しても倒壊や延焼しない
構造のことです。どちらでもないという家も、建物自体を火に強い
構造にし、火事から逃げ遅れることのないように、強化しておく
ことが大事です。
屋根や室内の壁、天井も強化できますので、まだという方は
この機会に検討してみてください。