高齢者のお住まいは骨折などのケガが起こりやすい場所のため、
フローリングを柔らかい素材にしたり、バリアフリーにしたりと、
それぞれ対策を取られていることと思いますが、問題は他にもあります。
それが排泄物の処理の件です。
高齢化の進行にともない、日本では紙おむつの生産量が急激に増加しています。
特に大人用の紙おむつが伸びており、生産量が2000年から約2倍に増えています。
紙おむつは便利な一方で、その使用量が増えれば増えるほど、処理の負担が
大きくなるという問題を抱えています。
使用済みおむつは、ごみ収集日まで家で保管しなければならず、
悪臭や衛生上の問題に加え、重量が4倍にもなりゴミ出しの負担も大きい。
前もって外に出しておき、軒下や家の周りなどに置いておくと、
悪臭や腐敗により、建物が傷む原因にもなります。
また火事などが起こった時に、ごみが邪魔で避難通路をふさぎ、
逃げ遅れるようなことにもなりかねません。
そうした問題を受け、国土交通省は使用済み紙おむつの処理方法を
来年度中に実用化する予定です。
まずは薬品などで分離したし尿を下水道に流せるようにし、
将来的には、おむつそのものを機械でこまかく砕き、下水に流す方式です。
生ごみ粉砕機の技術を応用した機械を想定しており、家庭普及が実現すれば、
介護のみならず子育て支援にもつながるかと思いますので、一日でも早く
実現してほしいと思います。
家は長く住む場所であり、暮らしを豊かにする居場所であるからこそ、
快適な環境を長く維持できるように、定期的にメンテナンスを行いましょう。
また防災意識を持ち、日頃から家の周りを見渡すなどし、避難通路を
しっかりと確保できるようにしましょう。
大切な資産である家をいつまでも快適な状態にしたいという方は
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