世界的に異常気象を引き起こすエルニーニョ現象が発生したとみられると
気象庁から発表がありました。
今年の冬は暖冬になる可能性が高いです。
エルニーニョ現象は熱帯太平洋で見られる気象変動現象で、
数年に一度、春から冬にかけて発生し、熱帯太平洋の東部で
海面水温が平年より高く、西部で海面水温が低くなりことで、
日本では冷夏、暖冬となる傾向があります。
前回は2014年夏~2016年夏にこの現象が起こり、国内ではスキー場が
雪不足になったり、アフリカで干ばつが起こりました。
今回のエルニーニョ現象は来春まで続きそうだとのことです。
暖冬だとすごしやすくなるのは事実ですが、ある問題も引き起こします。
暖冬が原因で農産物の生産が減ると、価格が高騰し家計へのダメージは
大きくなります。また家電や洋服、灯油やスキー場収入なども鈍り、
暖冬は日本のGDPを6000億円下げるとまで言われています。
経済が冷え込めば冷え込むほど、その分私たちの収入にも影響が現れます。
先日、今年のボーナスは過去最高の95万円ですと発表ありましたが、
暖冬になると経済が冷え込み、その結果、次の夏のボーナス額が
下がる可能性もあります。つまり収入が減り支出が増えるということです。
今後の異常気象対策や雨漏り対策、経年劣化を見越しての外壁・屋根の
リフォーム、塗装などをご検討されている方は、後回しにして
家計負担が増すようにならぬように、早めに動かれることをおすすめします。
すでに破損等の損害が出ている場合は、ほっとかずにすぐに補修しましょう。