スタッフより
「雨漏りは強い雨の時だけだったので、ご相談するのをためらっていました。」と
新宿のW様よりご連絡いただきました。
そうお考えになるお客様は意外と多いのですが、雨漏り修理は気付いた時すぐに修理するのが一番です。
時間が経ってしまうと建物に悪影響をおよぼしてしまい、大掛かりな改修工事になると
その分、費用もかかってしまいます。
雨漏りの場所は2階建ての1階サッシです。
調査してみると原因は屋根やベランダではなく換気フードで、
壁内部の配管を伝って1階のサッシに雨漏りしていました。
換気フードからの雨漏りはコーキングの劣化か、フードカバーを取り付けていないケースがあります。
W様邸は2年程前に外壁塗装をしたそうですが、フードカバーを外して塗装後に再び取り付けた時に
ねじ留めをしただけになっていたため、その隙間から雨水が侵入したのです。
確かに塗装後から雨漏りが始まったと、W様も驚きを隠せない様子でした。
2003年の「シックハウス法」で24時間換気が義務付けられてから、
新築の住宅には換気フードが必ず付けられているので、こういうケースが増えてきています。
台風などの風雨が強い時は、雨水が吹き込んでしまう時もあります。
こんな時は大きめのフードに交換するのもひとつの方法です。
W様邸はコーキングを施し、その後も雨漏りは発生していないという事で安心しました。
換気が促されるのは良い事ですが、住宅に空ける穴が増えるという事は
雨漏りの可能性が増える事にもなるので、細やかな定期点検が必要です。