気象病の一つに気管支喘息があります。
喘息は、気道が炎症を起こして空気を通しにくくすることで
ヒューヒュー、ゼーゼー鳴る「喘鳴」という症状が現れ、
呼吸困難になる病気です。
主要都市における気管支喘息のピークはこの時期(10、11月)です。
気温の急激な低下も一つの原因です。
気候としては、気温や気圧の変化が大きく急激であること。
多くの場合、春秋に多い移動性高気圧型の天気の時に、
喘息を発症しやすくなります。
また気温以外でもダニが原因となる場合もあります。
ダニの繁殖は気象が大いにかかわっており、繁殖自体は夏に始まる
のですが、実は個体数は秋が多く、この時期にダニによる発症も
少なくありません。
予防策としては
① こまめに掃除と換気を行い、空気をきれいに保つこと
② 布団・枕は天日干しし、掃除機をかける
③ エアコンのフィルターはこまめに洗う
④ ほこりのたまりやすい家具のすきまにも掃除機をかける
⑤ 動物の毛などは注意してこまめに掃除機をかける があります。
換気に関してですが、
最近の家は、サッシや新建材などで空気を遮断するなど、家自体が高性能化し、
昔の家と比べ、気密性がとても高く、隙間風も入りずらい構造になっています。
そういった意味では昔に比べて、空気が悪くなりやすく、喘息も
発症しやすい環境といえます。
喘息をお持ちの方は意識的に換気をしましょう。