家には思わぬ危険が潜んでいる

家の中に思わぬ危険

 

厚生労働省が毎年まとめている人口動態統計があります。
02年~16年まで15年分の統計データによると、住み慣れた自宅で、
濡れた床や階段・玄関の段差などで足を取られ、
頭を打つなどして致命傷になることが多いそうです。
また屋外では用水路で亡くなる方が相当数いるとのこと。
用水路は灌漑などにつかわれる農業用水路で、水深は10センチ前後です。
ある県では水深12センチの用水路で10年間に70人がお亡くなりになり、
水深7センチで溺死したというケースもあります。

 

わたしたちがリスクと考える<もしも・・・だったら>のケースは、
多くの方が想定するリスクである場合がほとんどです。
地震や台風などはその猛威を身を持て知っているからこそ
対策を取ろうとします。しかし、想定外のリスクには無防備です。
コストの関係でそこまで対応できないということもあるかもしれませんが、
盲点となって大きな被害につながることも多いんです。
保険会社でも医療保険での支払いは、骨折が原因であるケースが多く、
特に高齢者の場合は治療が長引き、認知症になってしまうことも。

 

思わぬ危険が家には潜んでいます。
子供目線、高齢者目線などいろんな目線で見渡して、室内や家の周りを
今一度見直してみてください。
家でいえば、後回しにしている間に屋根の損害が拡大し雨漏りを引き起こすと、
濡れた床や階段で足を滑らせて大けがするかもしれません。
もろくなった屋根が地震で滑り落ちて家族が大けがをするかもしれません。
リスクマネージメントの観点で家を見直してみることをおすすめします。