スタッフより
一説には、住まいの寿命は7割は屋根で決まると言われています。そのぐらい、屋根のメンテナンスは住まいにとって重要です。
それは一体なぜなのでしょうか。
屋根は、住まいの一番高いところで全面的に紫外線を浴び続けています。それも、24時間365日です。紫外線は人間の肌だけでなく、屋根にもダメージを与えます。
地域によってことなりますが、梅雨・ゲリラ豪雨・台風・霜・雪など、一年中様々な状態の水が降ってきます。
こういった色々なダメージが、屋根を少しずつ経年劣化させていくのです。
この経年劣化を和らげる役目をするのが屋根塗装です。
今回は、ストレート屋根を例に挙げて、屋根塗装の流れをご案内いたします。
《屋根塗装の施工の流れ》
その1 足場を組む
作業員の安全がしっかり確保されていない状態では、よい仕事はできません。
お住いの屋根の構造に適した足場をしっかり組んで、足元がグラつかない作業環境をつくります。
その2 高圧洗浄で汚れを落とす。
屋根にアンテナなどがある場合は、他の場所へ移します。その後、強い水圧を利用して、屋根の汚れを落とします。ストレート屋根の場合、苔・藻・カビを取り除くことが大切です。
その3 下地の調整をする
経年劣化や他所から飛んできたものでのヒビや欠けがある場合は、この時点で修理。材質に適した樹脂でヒビを埋め、欠けているところは接着します。緩んでいる釘は打ち直し、場合によっては釘を足します。
その4 養生をする
塗装のハネで汚れることを防ぐために、ビニールシートなどで養生を行います。外壁塗装と比べると、養生する部分は少なめです。
その5 塗装をする
下地、中塗り、上塗りの順で、ほとんどは三回塗装を行います。最近の温暖化に伴って、中塗りの時点で夏場の暑さを低減し、光熱費を節約することができる遮熱塗料が人気になっています。