スタッフより
長年人気のあるスタイリッシュな印象のコンクリート打ち放し住宅ですが、
中野のH様より室内に雨漏りのような跡があるので点検して欲しいとご連絡いただきました。
さっそく現地調査に伺い、調べていきます。
そもそもコンクリートは、長い年月をかけて水分を放出しています。
H様邸は築2年半を過ぎた所。ちょうどコンクリートが水分が蒸発している状態なので、
適度に湿度を調整してくれる木造住宅に比べると結露しやすい状態です。
夏は涼しく過ごせるのですが、断熱材を施していないとエアコンの効きも悪くなってしまいます。
H様邸は外壁に面する壁面のみに断熱ボードが施されていたため部屋の角が結露しており、
これを雨漏りの跡と心配されていたのです。
結露対策には換気が必要で、これからの時期はカビにも注意が必要です。
ただし、優れている面もあります。
スタイリッシュなのはもちろん、コンクリートの壁が遮音してくれるので防音性が高く、
音楽スタジオなどもコンクリート打ち放しになっている所が多くあります。
耐熱性にも優れていて、もし火が出てしまっても、木造住宅より燃え広がりを抑えられます。
これからも安心して暮らせるように、メンテナンスしながら快適に住みたいものです。