漆喰による屋根瓦修理と保全

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この写真は下屋根のところの屋根瓦がずれている写真です。

当然このような状態では雨漏りが生じます。

特に棟瓦の場合はこのような抑えの利かない見るからに不安定な蛇行した現場を

よく目にします。

瓦は時の経過と共に劣化し、ヒビや剥がれが目立ってきます。

風雨や地震などで瓦を止めてある漆喰の固定力が弱まり、ズレが生まれます。

そしてズレた瓦同士が干渉し欠ける、割れるという悪循環の中で雨漏れが発生します。

そこで改修と補正の意味合いで新たに漆喰を塗りなおす必要性が出てきます。

漆喰は約5000年も前から世界中で使われています。瓦・石材の接着や、目地部分の

充填などには必ず使用されています。

まず古い漆喰を取り除き、漆喰を塗る部分の葺き土を濡らして表面もきれいにしながら

手当をします。ズレてしまった瓦を並べ替えた上の漆喰塗りは基本です。

上の写真の現場は雨押えの板金も、塗装してきれいにして、完工ですね。