スタッフより
保土ヶ谷区のT様から瓦屋根のご相談を受け、
屋根に登って調査すると、瓦屋根の漆喰部分の損傷や瓦ズレがありました。
このケースは飛来物を始め、台風などの強風が原因となって起こる典型的なケースでした。
漆喰部分の損傷や瓦ズレは、放っておくと屋根の内部に雨やゴミなどがどんどん入り込む入り口となってしまいます。水が入り込むと屋根の防水効果を保つルーフィングを損傷させ野地板にまで浸透していきます。結果、家の中に侵入し、部屋の天井に雨染みができ始めていたり、壁に沿って雨水のしたたる跡が出てきたり、雨漏りへとつながっていきます。できるだけ早い修繕が必要です。
屋根は日々自然にさらされ、想像以上に過酷な環境下にあります。
強い雨がダイレクトに当たりますし、風も地上と比べ強く当たります。
台風の日などは屋根の上に立っていられないくらいの強風となります。
そのため強風が屋根の上に当たり続けると冠瓦のズレも生じてきます。
瓦はある程度の重みがあるので風程度では動かないと思われるかもしれませんが、熨斗瓦がずれてしまうこともよくあることです。このずれが隙間を生み、そこが屋根の内部へ雨やゴミなどを侵入させてしまう入り口となってしまいます。
瓦は美しく積まれているからこそ、その機能を果たしてくれます。
確かに瓦自体の屋根材としての耐用年数は50年超と長いですが、
屋根まわりは確実に老朽化します。老朽に伴って耐久性も弱まったところに自然災害を受けると損傷もしていきます。また美観も損なっていきます。
そうならないためには、つまり屋根としての機能性を長く保ち続けるには、
定期的なメンテナンスが必要ということになります。
瓦屋根のご家庭はぜひ屋根メンテナンスを定期的に行うことをおすすめします。