雨漏りはないが、そろそろ?いつがベスト?

残暑も落ち着いてだいぶ涼しくなってきましたね。

この時期は家のメンテナンスを検討される方も多いのですが、
「耐用年数までは、まだ時間があるから大丈夫だろう」とか、
ついつい後回しにされがちです。

屋根のリフォームやメンテナンスって、いつやるのか、時期の判断が難しい。
そこで
参考にするのが、耐用年数。

しかし、耐用年数で気を付けなければいけないのは、
屋根のメンテナンス等を考えるときは、屋根本体だけではなく、
板金部位と下地部位の耐用年数も考慮しなければいけないということなのです。

雨漏りは、屋根本体の劣化ではなく、板金部位と下地部分の劣化や施工不良から

引き起こされることも多いからです。

たとえば板金ですが、
雨水が集中する部位に取り付けられており、その多くがトタン製です。
トタンは耐用年数が15年から20年と屋根本体より短いです。

また屋根本体の下側に敷かれている下葺き材と野地板。
下葺き材は雨水の浸水を防ぐシートで、野地板は屋根の下に敷く下地材のことです。

これらも耐用年数が見過ごされがちですが、
板金と同じように屋根本体よりも耐用年数は短いため、

メンテナンスの時期には気を付ける必要があります。

屋根下地 雨漏り

たしかに、築30年たっても問題ない屋根もある一方で、
10年も経たないうちにボロボロになる屋根もあります。
もちろん原因としてはさまざまな要因が考えられます。

しかし今忘れてはいけないのは
現代は自然災害が頻繁に起こる時代だということです。

耐用年数に関してもあくまでも参考にとどめる程度にして、
気になるときにプロに見てもらうことをおすすめします。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。