スタッフより
戸建てでも屋上をフラットにして、多機能に使うということも多くなってきています。
例えば屋上を緑化すれば、断熱効果が期待できたり、簡単な菜園を作ったりと、メリットがたくさんありますよね。
しかし、屋上緑化ならではの雨漏りリスクもあることをご存知でしょうか。その例をいくつか見ていきましょう。
例① 落ち葉による排水口の目詰まり
排水口と屋上面との高低差がほとんどなく、降雨後に水たまりができて、排水口に落ち葉が詰まることがあります。そうなると、排水溝まわりからの雨漏りが発生しやすくなってしまいます。
例② 土の重さで屋上がたわむ
土が載って、植物が生えていると、一見分かりませんが、土の重さで屋上面がたわむことがあります。10センチ以上たわんでも気づかず、そのため亀裂が発生している恐れがあります。緑化を始める最初の段階で、どれくらいの荷重に耐えられる構造なのか、確認しておく必要があります。
例③ 温度差による亀裂発生
植物を植えている部分と、そうでない部分とでは、気温や日射による膨張・収縮に違いが生じます。そのため、この境界付近で亀裂や破断が起こることがあります。
他にもありますが、このようなリスクがあることは頭に入れておいた方がいいでしょう。