スタッフより
陸屋根は、屋根部分が屋上になっているため、傾斜がある屋根と違って水が自然に地面に流れ落ちることがありません。そのため、屋上の防水工事やメンテナンスはしっかりと実施し、雨漏りを予防しなければなりません。今回は、屋上防水の材料についてご案内いたします。
《屋上の防水はなぜ必要?》
新築時には、お客様から申し出がなくても必ず屋上防水は施工されます。耐久年数を過ぎるまではさらに何かしなくても問題はありませんが、経年劣化すると、直接的に雨漏りの原因となります。
実際に被害が出る前に、メンテナンスが必要です。メンテナンス時期は、塗装の剥離・ひび割れ・藻やコケの発生などで気づくことができます。
《屋根の防水の材料って?》
防水加工に使われる材料は、工法で異なります。
・シート防水
塩ビ樹脂やゴム系の材料でできたシートを下地に貼り付けます。
メリット・・・施工が簡単で工期も短くて済む。
デメリット・・・複雑な箇所には不向き。
・ウレタン防水は
塗膜による防水方法です。
メリット・・・複雑な箇所でも施工可能。
デメリット・・・衝撃に弱く厚さが一定しない。
・FEP防水
繊維強化プラスチックを用い、三つの中で一番優れている。
メリット・・・強度や耐水性に優れ、扱いやすい。
デメリット・・・地震では割れやすい性質がデメリットとなっています。
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