スタッフより
鉄筋コンクリート造はRC造と略されます。以前はマンションやビル、アパートなど大きな集合住宅で用いられていましたが、近年では戸建住宅でも用いられています。
【建物の構造は?】
柱や梁など、建物の構造部分に鉄筋を使い、コンクリートを打ち込んだものを鉄筋コンクリート造と言います。鉄骨は、「圧縮に弱く、引っ張りに強い」特徴が、コンクリートは「圧縮に強く、引っ張りに弱い」特徴があるので、互いの弱点を補い合う大変相性がよい組み合わせなのです。
さらに、鉄鋼の「火に弱く、サビやすい」という弱点もコンクリートを上からか被せてしまうことでカバーできます。
【屋根の構造は?】
戸建住宅では、鉄筋コンクリート造で斜傾のついた屋根も時折みかけますが、マンションやビルも含めて、陸屋根・屋上屋根と呼ばれる平たい屋根が主な屋根構造です。
【メリット・デメリットは?】
《メリット》
・断熱性・気密性・防火性能・遮音性が優れている
《デメリット》
・建築費用がかかる
・住宅重量が大きい
・通気性が低い
【雨漏りする主な原因は?】
・そもそもの施工不良
・コンクリートが劣化したことによる隙間やヒビ
・防水工事やメンテナンスが不足している
【鉄筋コンクリートの雨漏りでよくある原因】
鉄筋コンクリート造が雨漏りする原因は二つあります。それは、防水工事の施工不良と経年劣化です。コンクリートという素材は、木材に比べて耐久性があり長持ちしますが、劣化やひび割れが発生する素材でもあります。
陸屋根や屋上屋根など、勾配がなく平らな屋根は、自然に雨水が屋根から地面へ流れていきません。建設の時点で、防水塗料を塗るなどして屋根から屋内に雨水が浸透しないようにしておかないといけません。防水工事がしっかり行われていない場合、木造よりも雨漏りしやすいと言われています。
また、外壁からの雨漏りの原因の多くは、残念ながら初期段階の施工不良、あるいは職人の技術不足です。コンクリートが完全に固まらないうちにうちに重ねていくと、生乾きの下の層が重みにに耐えられず、ひび割れが生じやすくなります。
【雨漏りした際の対処法】
程度にもよりますが、ひび割れはコーキングで補修し、劣化がひどいようなら防水塗装・防水工事を施します。コーキングは、上手くやらないとかえって雨漏りがひどくなる可能性があり、防水塗装は素人では難しい技術です。普段、工具を使いなれていない方は、修理業者に依頼しましょう。
雨漏り修理をご検討の際は、まずは、長年板橋区の屋根修理の実績がある、屋根修理業者のLOVESTYLEにご相談ください。