スタッフより
調布市にお住まいのA様より下から見て、棟部(冠部)の瓦がずれているようだとご連絡を受け調査に行って参りました。
屋根の上でキチンと調査したところ、所々にずれが生じており浮いている箇所も有りました。
これは棟の中の屋根土が劣化してしまい、瓦を固定する力が無くなっている証拠なのです。
そうなってしますと、一度棟瓦を外して中の土を取り替える必要があります。
瓦自体は問題の無かったので、今回は大きな地震が来ても崩れない方法での棟の積み直し工事をご提案させて頂きました
瓦を撤去しますと、劣化した屋根土が現れました。
もともとは粘土だったものですが、経年劣化によりサラサラ・ボロボロになってきてしまうんです
この状態のまま放置すると危険なのが良くお分かりになられるかと思います。
尚、ここで一度撤去した瓦は再利用出来るものは再利用します!!
こしたことも瓦の特権です
更に20年以上の瓦屋根の留め方は現在と違う可能性が有ります。
現在はゴム製のパッキンがついたビスを使用していることが多いので、そのため、釘と釘孔の間に隙間が減少され、雨水浸入のリスクは軽減されているのです!
ビスは釘に比べて、強風や震動などで浮くリスクも少ないです。