スタッフより
昨年秋の台風の多発、そして冬の雪、この春には数回の激しい雨風 という現象が続き
今まで問題がなかったのに雨漏りが という急遽困られたお客様からのお問い合わせが
多く続いています。
藤沢市のA様からのお電話もその一例でした。
立派な瓦屋根のA様宅。最近はデザイン的にも重さ的にも他の屋根材が多くなってきては
おりますが、本来瓦は高価なもので、雨水は瓦を伝って抜け落ちる仕組みがきちんと備わ
っている優れものです。そして耐久性も段違い。熱がこもらない。保温性にも優れるなど
長所がたくさんあるのです。
A様は以前に一度、雨漏り修理をしたことがあるらしく、その時は不良箇所の瓦をシリコ
ン止めを行ったということでした。最近、天井に雨染みが見られ、以前の業者に問い合わ
せると、さらにもっとシリコン止めをするという説明で、いいのかしら?と疑問に思われ
たということでした。
早速拝見すると、それは適していないことをご説明することができました。
瓦を無駄にシリコンでくっつけていくと、逆に雨の抜け落ちる道をふさいでしまい、瓦の
下に水が溜まりやすくなってしまう場合があります。また、野地坂などを腐らせ、かえって
醜い状態になる危険性もあるのです。
今回はA様にご意向をよく考えていただきながら、最適な方法を様々ご提案していき、一緒に
決定しましょうというお話になりました。
しかし、急に雨漏りがしたら慌てて、、即修理を進めてしまいますよね。
そんなためにも屋根は定期的なメンテナンスをお勧めしています。
その時の状態と起こる事例を想定して、その都度適切なアドバイスをご提案できるからです。