世田谷区で太陽光パネル設置後の雨漏り

世田谷区のU様から雨漏りの連絡がありました。調べてみますと、
雨漏り箇所は、どうやら太陽光パネルの下辺りであることが分かりました。
太陽光を設置することで雨漏りが生じることは少なくありません。
太陽光パネルを屋根に設置することによりパネルにより日射が遮断されます。
その結果、野地板が低温化するため湿潤し、劣化が集中するのです。
この状況を解決するには、小屋裏換気量をより大きくし、また、野地板
湿気を野地上に排出できるような野地上通気の措置が必要です。
太陽光パネルの防水機能を高める取り付け方として、波板の山部に取り付ける
方法があります。この方法では、ブチルテープやコーキング材
などによる止水方法ではなく、構造的に留め付け釘・ネジからの雨水侵入
を防ぐことができるのです。また、下葺材として、透湿ルーフィングを
利用します波板の山部を利用しすることで、野地上通気
も同時に実現することができます。野地板の湿気を透湿ルーフィング、波板の山部の通気空間を通して、棟から排出することができるからです。今後太陽光パネルの設置を考えておられる方は、是非取り付け方にも注意を配ってください。
太陽光パネル設置は、初期投資がそれなりにかかりますが、月々の
電気代が安くなったり、あるいは余剰分でお得になったり、
東京都で2025年より住宅メーカーで新築する際に太陽光パネルの設置を義務づけることになり、急速に普及している印象です。
その一方で、太陽光パネルに関わるトラブルは増え続けています。

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