世田谷区で雨漏りと紛らわしい結露 -2-

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

昨日の続きになります。
今回のなぜフローリングが変色したかについてですが、いろいろ調査を重ねた結果、
雨漏りではなく結露によりカビが生えたという可能性が高いと判断しました。
I様の話によれば、長年、部屋を換気することはほとんどなかったそうです。
そういうライフスタイルはとても結露を促すのです。
寝ている時でさえも人間や動物は水分を放出します。特に冬場、閉め切った
部屋で就寝すると明け方温度が下がるため、室内の相対湿度が高まり、
結露が発生しやすくなります。その結果窓ガラスやサッシ枠に
大量の結露水が発生し、これが流れ落ちて、水抜きのふさがった
水受けにたまり、オーバーフローしてフローリングを変色させたのです。
また、今回のケースでは天井仕上げ材が湿気、水分が原因で剥がれて
いた部分ももありました。調べてみると、天井材がはがれているのは、
部屋の一部で、直上は屋上でした。I様によると、「そういえば頭上周りで
湿気を感じ、それも雨が降った冬場に多い感じがする」とのこと。
図面を確認すると、複雑な建物形状であり、該当部には外断熱も
内断熱もされていない箇所であり、現状も断熱がないのです。
しかし、最上階であり、漏水の不具合も否定できないので、散水調査と
水張り調査を行いました。漏水原因の可能性が高い調査対象箇所
は小面積であったので、直上屋上の水張り試験と、周辺外壁や
パラペットの散水調査を行いました。
その結果、水張り試験や散水の流出は認められず、こちらの方も天井材が剥がれたのは結露が原因であると判断できました。
明日に続きます。

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