スタッフより
その世田谷区のヨガスタジオは2021年に開業したのですが、
当初から多少カビ被害はありました。しかし、年々酷くなり
壁や天井の黒ずみやカビ臭が2023年ごろには誰もが気づく
レベルになっていたとのことでした。そこで管理会社は
施工会社に対応を求めたところ、現地を調査し、カビの原因は
換気不良と天井裏の湿気が原因と判断されました。
そして、1階と2階に換気扇を2台ずつ追加し、室内の空気を
天井裏に換気扇を各階に1台ずつ設置し様子を見ることになりました。
しかし、2024年にカビ被害が再発してしまいました。
カビの原因となる施工不良はなく、エアコンと換気に
不具合があるのではないかということで、空調工事会社に対応を求めました。
その空調工事会社は施工者の下請け会社であり、エアコンと換気設備の
設計、施工を行った会社です。すべての責任を押し付けられて困っているとの
ことで、弊社に調査を依頼してきました。
弊社が現地調査を実施したのは、秋頃だったので、カビ被害のピークを
過ぎていました。すでに一部のクロスは張り替えていたものの
エアコンの吹き出し付近や周囲の天井などにはカビ被害が確認できました。
2階の天井裏にはガラスウールが敷き詰められ、エアコンの冷媒管
の表面に生じた結露水がグラスウールの上に落ちており、カビが発生
していました。さらに調べていくと、壁に設置したコンセントや
スイッチパネルの内部、また天井に設置したスピーカーの表面にも
カビの発生が確認できました。
明日へ続きます。
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