スタッフより
世田谷区のI様から笠木から雨漏りがあると相談がありました。
調べてみますと笠木の二次防水の3面交点にピンホールが生じていて
そこから雨漏りした模様です。
手摺壁やパラペットの笠木が壁に当たる部分は雨水が浸入しやすい場所です。
笠木の壁当たりで雨漏りを招いた施工不良を分類すると、二次防水が手摺壁
上面と側面、外壁面の3面で交わる「3面交点の防水措置不良」と
笠木と外壁が取り合う「シーリング目地の施工不良」でほとんどを占めます。
シーリング目地の施工不良はプライマーの塗りむらなど、シーリング製造者の
施工マニュアルを守らない初歩的なミスが多いです。
手摺壁やパラペット笠木下の壁当たり部分は3面交点になるので、ピンホール
ができます。この部分を1枚の防水紙でピンホールができないように張ることは
不可能です。ピンホールがあると、壁当たりよりも上の位置にある欠損部から
通気層内に浸入した雨水や笠木下の通気口から強風時に浸入した雨水が、
躯体側へ浸入しやすくなります。
推奨の納まりは、壁面に2枚目の鞍掛けシートをかぶせて張り、防水性を
強化することです。2枚目の鞍掛けシートは、日本防水材料協会企画の
「先張防水シート及び鞍掛けシートJWMA-A01」の適合品または同等以上の防水性能を有するものがおすすめです。透湿防水シートよりも高い防水性能を備えているからです。
3面交点は伸張性片面粘着防水テープを圧着して張ります。
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