スタッフより
近年円安、あらゆるものが物価高で人々の倹約意識が一層高まっているので、
家屋の修理やリフォームをDIYでやろうとするお客様が増えているようです。
渋谷区のT様もそういう志向をお持ちで、先日コーキングを試してみたいとの相談がありました。
まずはじめに、コーキングは消耗品です。一度コーキングを
すると永久に持つわけではありません。およそ10年前後から
ひび割れたり、剥がれたりして、放置しておくと次第に雨漏り
することになってしまいます。コーキングが劣化してた場合の応急措置
をご紹介いたします。コーキングは、
シーリング材で行います。シーリング材はホームセンターで
気軽に手に入れることができます。シーリング材は、注意して
見ていると身近なところで色々なところに使われていることに気づかされます。
屋根に使われるシーリングの種類をご紹介します。
(1)屋根瓦の「カケ」や「ヒビ」を補修
おすすめシーリング材は「瓦用シリコーン」
瓦は主に「陶器」と「セメント」に分類され、
シーリング材には万能タイプと素材性質に適合したタイプの製品があります。
もちろん、陶器製であれば陶器専門のシーリング材が適していますが、
万能タイプの製品でも十分な効果がのぞめます。
費用対効果が高く、保存も容易な「瓦用パテ」も使い勝手が良いです。
シーリングは保存期間が約1年であり、開封後の長期保存は品質低下を招くので
注意が必要です。
(2)スレート屋根の「カケ」や「ヒビ」を補修
おすすめシーリング材は「POSシーリング」
1mm以上の隙間があいた場合のヒビにも有効。
ただし、ヒビが無数にある場合は既に屋根の寿命が来ていると
いうことなのであくまでも応急措置にすぎません
また、屋根材自体が最初から脆弱である場合も効果は望めません。
できるだけ早いうちにプロによる根本的な改修工事をおすすめします。
ただし、パテはコーキングガンを用いることができないため、施工性が悪い欠点があります。
屋根の補修など高所作業の場合は、非常に危ないのでDIYはやめましょう。
明日へ続きます。
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