瓦屋根の雨漏り【板橋区】

瓦屋根の雨漏り【板橋区】
ご住所
東京都板橋区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

最近は古民家をリノベーションしたカフェが注目されるなど、むかしながらの日本家屋の良さが再注目されています。そして、日本家屋といえば瓦屋根。重厚な瓦屋根は今も根強い人気です。

屋根漆喰

今現在最もポピュラーな屋根の種類は、スレート屋根や金属屋根です。軽量化されているそれらに対して、一つ一つに重みがある瓦を敷き詰めた屋根はかなりの重量があります。そのため、それを支える構造はかなり頑丈に設計されています。加えて、瓦屋根の住宅は一般的には木造であることがほとんどなので、その頑丈な構造も当然すべて木材で作っていることがほとんどです。

 

屋根の構造は、小屋裏あるいは吹き抜けです。梁(はり)・垂木(たるき)・束(つか)・母屋(もや)・筋交(すじかい)・棟木(むなぎ)……ざっとあげただけでもこれだけたくさんの部材が必要で、その上にさらに、野地板・防水紙・瓦桟(かわらざん)・瓦を順番に乗せていきます。

 

主な造りは他の屋根材とほとんど変わりませんが、瓦屋根だけは明確に設置の方法や屋根の仕組みが異なります。防水紙に水平に木材(瓦桟)を取り付けて、そこに瓦を一枚一枚設置していきます。そして、一番てっぺんに、瓦屋根の特徴であるの段積みの棟を乗せていきます。その棟に漆喰を詰めて瓦を固定し、瓦屋根が完成となります。

 

漆喰はとても頑丈ですが、地震や雨風などによって瓦が割れたり剥がれたり剥がれたりするようになります。そのことにより、もともと屋根構造に使用していた泥に雨水が染み込んでしまうようになります。そして雨水で溶かされた泥が流れてしまうことによって棟の形状が崩れてしまい、雨水がさらに入り込みます。そして、これが雨漏りを引き起こす原因となります。

 

どんなに丁寧に家を使っていたとしても、日々の雨風などによる経年劣化は防げません。気候などにもよりますが、一般的には漆喰は10~15年程度でメンテナンスが必要になると言われています。そして、下から見渡せるような屋根の形であれば、漆喰が剥がれているかどうか目で確かめることができます。屋根の上に白いかたまりがある・泥が表面に出てきている、明らかな亀裂がある、などを見つけたらメンテナンスが必要です。放置すると、上記のようなプロセスで雨漏りが発生します。

 

メンテナンスは早ければ早いほど費用は安くすみます。瓦屋根は一枚ずつ入れ替えることが出来るので、部分的にメンテナンスできるというメリットがあります。ところが、症状が進んでからメンテナンスをするとなると、すべての瓦を剥がして土台からやり直すような大規模工事になる可能性があります。また、瓦屋根のメンテナンスには特殊な技術が必要なため、たとえ職人であっても誰でもできるというわけではありません。

 

誤った処置をするとかえって状況が悪化してしまいます。ご自身やご家族など職人ではない方が作業をしたり、安いというだけでよく知らない業者に依頼してしまう、ということで、雨漏りが酷くなってしまうケースも残念ながらままあります。

 

できるだけ早く、専門の業者に修理の依頼をしてください。

 

 

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