スタッフより
昨日の「通気、換気」の続きになります。
2)床下換気
基礎立ち上がり壁に開口を設ける場合は、小動物浸入防止のためのスクリーンを
設け、実開口面積が基準で定める有効面積を満たすようにします。
近年は基礎開口が構造耐力に影響を及ぼすことを考慮し、基礎と土台の間に
部分的に支持材を挟んで隙間から換気する、いわゆるネコ土台方式が主流になっています。
支持材として以前は木の坂やモルタルを用いましたが、現在では規制のパッキング部材を用いるのが普通です。樹脂製と金属製があり、基礎上に部分的に
設置するタイプと全周に敷き込むタイプがあります。躯体の一部をなす
構造部材であるため、耐荷重性と耐久性が要求されます。また、所定の換気面積を確保する寸法であることも必要ですが、実際の有効面積はパッキング材と組み合わせる防鼠微罪や防鼠水切りの有効開口面積で決まります。
3)小屋裏換気軒の出を大きくとった在来の住宅屋根では、切妻の場合は妻壁換気、寄棟のばあいは軒天井換気が主流で、雨がかりの恐れが少なかったため、換気部材もガラリや有孔板など簡易な構造のものが用いられました。近年、片流れ屋根の急速な増加など、屋根形状の多様化と軒の出の極小化に伴って、採用される換気方式も変化し、それに応じた換気部材が求められるようになっています。特に棟部に採用される換気部材、いわゆる換気棟は、屋根材と組み合わせて設置するため、屋根材の種類や設置部の寸法に応じて異なる構造、サイズのものが数多く出回っています。
換気部材の有効開口面積はメッシュやスリットの実開口面積とし、迷路構造の部分は気流の流れに直角に測った最小見付け開口面積とします。
明日に続きます。
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