屋根貫板の劣化放置は危険!雨漏りや強風被害のリスクも

家のメンテナンスについて考えたことはありますか。
特に、屋根の劣化は放置すると深刻な被害につながる可能性があります。
今回は、屋根の重要な部分である「屋根貫板」の劣化がもたらす危険性について解説します。
屋根貫板の劣化を見過ごすと、雨漏りや強風による被害に遭うリスクがあることを理解し、早めのメンテナンスの必要性を感じていただければ幸いです。

□屋根貫板とは?

屋根貫板は、スレート屋根の棟板金を固定するための下地材です。
棟板金は、屋根の最も高い部分である棟の部分を覆う金属製の板で、雨水や風から屋根を守る重要な役割を担っています。
屋根貫板は、この棟板金をしっかりと固定するために、屋根の棟部分に設置されます。

1: 屋根貫板の素材

屋根貫板には、主に3つの素材があります。
・木製
・樹脂製
・ガルバリウム鋼板

2: 素材別の特徴

それぞれの素材には、メリットとデメリットがあります。
・木製
木製は、昔はよく使用されていましたが、水分を吸収しやすく、腐りやすいという欠点があります。
・樹脂製
樹脂製は、木製に比べて耐久性があり、雨水による腐食に強いという特徴があります。
しかし、割れやすいというデメリットもあります。
・ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、耐食性に優れ、長持ちする素材です。
しかし、ビス穴が大きくなることで、経年劣化が進む可能性があります。

3: 屋根貫板の重要性

屋根貫板は、棟板金を支える重要な役割を担っているため、劣化すると雨漏りや強風による被害が発生するリスクが高まります。
そのため、屋根貫板の状態は定期的に確認することが大切です。

□屋根貫板の劣化放置が招く危険性

屋根貫板が劣化すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。

1: 雨漏り

屋根貫板が腐食したり、ビスが緩んだりすると、棟板金と屋根の間に隙間が生じます。
その隙間から雨水が浸入し、雨漏りが発生する原因となります。
雨漏りは、天井や壁にシミが発生したり、家具や家電が水濡れしたりするなど、住居に大きな被害をもたらします。

2: 強風による棟板金の飛散

屋根貫板が劣化すると、棟板金を固定する力が弱まります。
そのため、強風や台風が来た際に、棟板金が吹き飛ばされてしまう可能性があります。
棟板金が飛散すると、隣の家や通行人に怪我を負わせるなどの重大な事故につながる恐れがあります。

3: 屋根全体の劣化

雨漏りや強風による被害は、屋根貫板だけでなく、屋根全体に悪影響を及ぼします。
雨水が浸入することで、屋根材が腐食したり、カビが発生したりする可能性があります。
また、強風によって屋根材が破損したり、外れてしまったりする可能性もあります。
屋根全体の劣化は、修理費用が大幅に高くなるだけでなく、住居の安全性を脅かすことになります。

□まとめ

屋根貫板の劣化は、雨漏りや強風による棟板金の飛散など、深刻な被害につながる可能性があります。
そのため、屋根貫板の状態は定期的に確認し、劣化が見られた場合は早急に修理または交換を行うことが重要です。
屋根のメンテナンスは、住居の安全を守るためにも欠かせないものです。
屋根貫板の状態が気になる方は、専門業者に相談することをおすすめします。

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