ご自宅のメンテナンスを検討しており、屋根塗装を考えている皆さん。
「せっかく塗装するなら、費用を抑えたい。」
「でも、どの屋根材が塗装できるのか不安。」
「塗装できない屋根材だと知らずに塗装してしまい、屋根の劣化を早めてしまうんじゃないか。」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、塗装してはいけない屋根材の種類と見分け方を具体的に解説することで、あなたがお住まいの家の屋根の正しいメンテナンス方法を選択できるようサポートします。
塗装してはいけない屋根材の種類
屋根材には、塗装ができない、または塗装が難しいものがいくつか存在します。
塗装できない屋根材を塗装してしまうと、以下のようなリスクが考えられます。
・塗装が剥がれやすく、かえって屋根の劣化を早めてしまう
・塗装の密着が悪く、雨漏りの原因となる
・アスベスト含有屋根材の場合、健康被害を引き起こす可能性がある
では、具体的にどのような屋根材が塗装できないのでしょうか。
1:アスベスト含有屋根材
アスベストは、かつて建材の強度を上げるために使用されていました。
しかし、アスベストは人体に有害な物質であることが判明し、現在では使用が禁止されています。
アスベスト含有屋根材は、昭和52年以前に製造されたものが多いので、築年数が古い家屋の場合は注意が必要です。
アスベスト含有屋根材かどうかは、専門会社に調査を依頼する必要があります。
2:スレート系屋根材
スレート系屋根材は、セメントと繊維を混ぜて作られた軽量な屋根材です。
経年劣化によって表面に細かいひび割れや欠損が生じることがあります。
このような状態の屋根材に塗装をしても、塗装が剥がれやすく、雨漏りの原因となる可能性があります。
3:金属系屋根材
金属系屋根材は、亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板で作られた耐久性の高い屋根材です。
しかし、表面に錆びや腐食が発生している場合は、塗装が定着しにくくなります。
また、金属系屋根材の中には、塗装ができないものもあります。
例えば、金属製の瓦や、特殊なコーティングが施された屋根材などです。
塗装できない屋根材の適切なメンテナンス方法
塗装できない屋根材は、塗装の代わりに適切なメンテナンスを行う必要があります。
ここでは、塗装できない屋根材の適切なメンテナンス方法として、以下の4つを紹介します。
1:高圧洗浄
高圧洗浄は、水圧で汚れやコケなどを洗い流す方法です。
屋根を清潔な状態に保つことで、美観を維持し、屋根材の寿命を延ばす効果があります。
2:ケレン
ケレンは、劣化部分を削り落とす作業です。
劣化部分を削り落とすことで、雨漏りの原因となる隙間を防ぎます。
3:葺き替え
葺き替えは、屋根材をすべて新しくする作業です。
屋根材が大きく劣化している場合や、屋根の形を変えたい場合に行います。
4:補修
補修は、傷んだ部分だけを修理する作業です。
小さな傷や穴であれば、補修することで屋根の寿命を延ばすことができます。
まとめ
塗装してはいけない屋根材は、アスベスト含有屋根材、スレート系屋根材、金属系屋根材などがあります。
これらの屋根材は、塗装よりも高圧洗浄、ケレン、葺き替え、補修などの適切なメンテナンス方法を選択することが重要です。
屋根のメンテナンスは、高額な費用がかかる場合がありますが、早めの対応によって、より長く安心して住み続けられる家を守ることができます。
屋根の塗装やメンテナンスについて不安な場合は、ぜひ当社のような専門会社にご相談ください。
