自宅の屋根のことで悩んでいるあなたへ。
スレート屋根の劣化が気になる、スレート屋根の剥がれをどうにかしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
スレート屋根は、軽量で耐久性に優れていることから、多くの住宅に採用されています。
しかし、長年雨風や紫外線にさらされることで、劣化が進んでしまい、剥がれや割れなどが発生することがあります。
この記事では、スレート屋根の剥がれの原因や修理方法について解説していきます。
スレート屋根の剥がれでお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
スレート屋根の剥がれ方の種類と原因
スレート屋根の剥がれ方は大きく2種類に分けられます。
それぞれ原因が異なるため、適切な対処方法も異なります。
1:端からボロボロと剥がれてくる
端からボロボロと剥がれてくる場合は、塗装の劣化が原因であることが多いです。
長年雨風や紫外線にさらされることで、塗装が剥がれてしまい、スレート自体が劣化していきます。
また、台風などの強風によって、アンテナが倒れたり、固いものが飛んできたりすることも原因となることがあります。
その際に、スレート屋根の表面が割れてしまい、ボロボロになってしまうこともあります。
2:端が剥がれ落ちる
端が剥がれ落ちる場合は、釘がゆるんだり、長年雨風や太陽の熱にさらされることによるダメージの蓄積が原因です。
ダメージが蓄積することで、スレートが浮き上がってしまい、台風などの強風にあおられると剥がれてしまうことがあります。
また、スレート屋根は薄く軽いため、割れやすいという特徴があります。
割れた部分から剥がれ落ちることもあるため、定期的に屋根の状態をチェックすることが大切です。
スレート屋根の補修方法と費用相場
スレート屋根の剥がれを修理する方法は、大きく3つあります。
それぞれの方法の特徴、メリット・デメリットを理解した上で、最適な方法を選びましょう。
1:剥がれ落ちた欠片をくっつける
剥がれ落ちた欠片が残っている場合は、再度くっつけて補修することができます。
剥がれた部分が小さい場合は、シーリング材で埋めることも可能です。
この方法は、費用が安く、比較的簡単にできるため、応急処置として有効です。
しかし、根本的な解決にはならず、数年後には再度剥がれてしまう可能性があります。
2:カバー工法
カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、その上から新しい屋根材を被せる方法です。
傷んだ箇所があっても、屋根が二重になることで断熱効果や防音効果が期待できます。
費用は、屋根材の種類や面積によって異なりますが、30坪で約80万円〜120万円が相場です。
葺き替えに比べて費用を抑えられますが、屋根が重くなるため、耐震性は低下する可能性があります。
また、雨漏りが発生した場合、古い屋根材の状態が見えないため、原因を特定するのが難しいというデメリットもあります。
3:葺き替え
葺き替えは、既存の屋根を完全に撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。
屋根材だけでなく、防水シートや野地板なども全て交換するため、機能面は全て新しくなります。
費用は、屋根材の種類や面積によって異なりますが、30坪で約100万円〜150万円が相場です。
カバー工法に比べて費用は高くなりますが、耐久性が高く、安心して長く住み続けられます。
まとめ
スレート屋根の剥がれは、放置すると雨漏りなどの大きな被害につながる可能性があります。
早めに対処することが重要です。
この記事では、スレート屋根の剥がれの原因、修理方法、費用相場について解説しました。
修理方法を選ぶ際は、剥がれの状況や費用、耐久性などを考慮し、最適な方法を選択しましょう。