杉並区で北東側居室の湿気対策

杉並区のR様から北東側にある居室の窓下腰壁が、カビが酷くて
始終湿気ているとのことで連絡をうけました。
R様は築25年の中古マンションにお住まいです。
この現象は引っ越した直後からあったと言います。
そこで、仕上げと下地ボードを撤去してみることにしました。するとサッシ枠
周辺部分に断熱材が施工されていないことが分かりました。また、
湿気を十分に排出できていないもう一つの原因としてその居室
の通風が不十分だったことも挙げられます。
まず、サッシ枠周りの空洞部分に発砲断熱材を充填しました。そして、居室の出入り口となる扉に空気の通り道となるガラリやアンダーカットを設けました。窓回りの断熱は本来なら窓回りの突き付けはサッシ取り付け後に実施するのですが、実際には施工手順の関係で先に吹き付けを行うとが多いとのことを専門家に伺っています。
その場合、サッシを取り付ける際にウレタンが邪魔
になるため一度全部取り除いてしまうのです。当然、サッシ枠周りへの
吹付が再度必要になりますが、施工を急ぎ、予算を抑えるため2度目の
断熱施工はなかなか実施されないのだそうです。元々、窓下腰壁は窓面
やサッシ枠で生じた結露水がしみ込みやすい部分です。断熱不良箇所
があれば、カビが発生する確率は極めて高くなります。
この現象は一年を通して起こるので定番のトラブルとなっています。

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