スタッフより
杉並区のJ様から雨漏りの連絡がありました。J様のお宅は片流れ屋根の
3階建て住宅で、降雨時に2階と3階のサッシ上枠から雨水が大量に
流れだした模様です。外装材は窯業系サイディングですが、シーリングの目地が
接着剤層内部で破壊が生じていました。
サイディングを剥がすと、外壁全体にわたり透湿防水シートの張り方にたるみが生じ、漏水した2階と3階のサッシに張っていた防水テープが剥がれて構造用合板がむき出しになっていました。このような状態になると、雨水が浸入しやすくなります。
透湿防水シートを撤去すると、胴縁のくぎ周りが劣化していることが確認できました。
よって雨水がシーリング目地の破断部分より通気層内に浸入し、
サッシまわりの防水テープの剥がれた箇所から室内側に回ったことが雨漏りの原因だと思われます。
サッシ周りの防水テープが剥がれたのは防水テープの圧着不良によるものです。
防水テープは手でこすっただけではサッシフィンにくっつかないので、圧着具を用いて入念に施工することが大切です。
防水テープの幅が50mmと小さかったことも、防水テープがはがれやすくなって要因の1つです。幅が50mmですと胴縁を留めていたくぎ穴に防水テープが届かないのです。
透湿防水シートは釘穴の止水性が良くないので、胴縁の釘穴から雨水が浸入しやすくなります。
住宅金融支援機構の「フラット35対応木造住宅仕様書」と「フラット35対応枠組壁工法住宅工事仕様書」は防水テープ幅について「釘打ちフィンを避けて下地胴縁を留め付け、防水テープが下地胴縁の幅全体の下敷きとなる寸法の幅を確保する」と記載が
あります。
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