都心は、狭い敷地に家が所狭しと建ち並んでいます。お隣の家との距離も近く、なかなかプライバシーを確保するのが難しい現状があります。大きな窓は開放的でいいけれど、周りの目を気にしなければなりません。そこで人気なのが天窓。大きな窓にはカーテンが必須ですが、天窓にはいりません。キラキラとした日差しを目一杯浴びることが出来ます。また、外観もおしゃれな印象になることから人気がありますね。
ただ、この天窓にはいい面もあればデメリットもあります。日常生活では雨音が大きいことや、夏は暑すぎるなどです。一番多いのは天窓からの雨漏りです。
天窓は、屋根をくり抜いて設置します。屋根にとっては突起物となるわけですね。そこを雨水がぶつかって落ちていくので、なにかとトラブルが生じやすくなっています。天窓には雨漏りを防止するため、窓枠にゴムパッキンが取り付けられています。ゴムパッキンの経年劣化が原因の雨漏りは、ポツポツと床に水滴が落ちてくるため、雨漏りに気付きやすいです。防水シートの劣化が原因の雨漏りは、じわじわと屋根の内側に浸透し天井に広がるため、気づくのが遅くなる場合があるので注意が必要です。