外れた雨樋の放置するリスクとは?修理方法についても解説します!

雨樋が外れてしまい、どうすればいいのかお困りではありませんか。
雨樋は、屋根から流れ落ちる雨水を適切に排水することで、家の基礎や外壁を守ってくれる大切な役割を担っています。
そのため、雨樋が外れて放置すると、様々なリスクが考えられます。
この記事では、外れた雨樋の放置によるリスクと、雨樋が外れた際の適切な修理方法について解説します。

□外れた雨樋の放置するリスク

外れた雨樋は放置すると、家への悪影響が大きいです。
放置することで、以下のようなリスクが生じます。

1:雨漏りリスク

雨樋が外れると、屋根から流れ落ちる雨水がそのまま外壁や基礎に流れ落ちてしまいます。
特に軒の出がない家は、屋根と外壁のつなぎ目が風雨にさらされやすいため、雨漏りリスクが高くなります。
雨水が外壁に直接当たることで、シーリングの劣化や外壁のヒビ割れが発生し、そこから雨水が浸入する可能性があります。

また、雨樋が外れていると、2階屋根からのまとまった雨が屋根面で飛び跳ね、屋根材の隙間から裏側へ浸入しやすくなり、下屋根の雨漏りリスクも上昇します。

2:外壁や基礎の劣化

雨樋が外れていると、雨水が直接外壁を伝うことで外壁が劣化しやすくなります。
外壁材は、吸水と乾燥を繰り返すことでわずかに伸縮し、経年劣化によってヒビ割れが発生する可能性があります。

さらに、雨水が地面に直接落ちると水跳ねが発生し、建物の土台や基礎が濡れてしまいます。
土台や基礎が濡れることで、床下の湿気が多くなり、木部の腐朽やシロアリ被害のリスクが高まります。

3:騒音

外れた雨樋を放置すると、雨水が外壁や地面に当たる際に発生する音が、近所迷惑になる可能性があります。
雨樋が外れていることで水漏れが発生し、想定外の場所に水滴が当たって大きな音が発生することがあります。

建物の構造や立地によっては、自分の家では気にならない音でも、隣家では騒音として聞こえる場合があります。
また、雨音は人によって気になる度合いが異なるため、自分の気が付かない間に隣家からクレームがくる可能性もあります。

□雨樋が外れた際の修理方法

雨樋が外れてしまった場合は、放置せずに修理が必要です。
雨樋の修理方法は、大きく分けてDIYと業者に依頼の2つがあります。

1:DIY

DIYで雨樋を修理する場合は、ホームセンターなどで必要な工具や部材を揃えることができます。
DIYのメリットは、会社に依頼するよりも費用を抑えられることです。

しかし、DIYには下記のようなデメリットも存在します。

・知識不足による施工不良やケガのリスク
・不具合が悪化する可能性
・他の不具合が発生する可能性
・落下によるケガのリスク

雨樋の修理は、専門知識や技術が必要で、高所での作業も伴うため、DIYでの修理はおすすめできません。

2:専門の会社に依頼

雨樋が外れた場合は、専門の会社に修理を依頼しましょう。
会社に依頼するメリットは、専門知識を持ったスタッフが適切な修理を行ってくれることです。
雨樋の修理は、専門会社に依頼することで、安全かつ確実に修理できます。

会社に依頼するデメリットは、DIYに比べて費用が高くなることです。

しかし、DIYで修理を行った場合に発生するリスクを考えると、専門の会社に依頼する方が安心安全です。

□まとめ

外れた雨樋は放置すると、雨漏りや外壁・基礎の劣化、騒音など、様々なリスクが生じます。
雨樋が外れてしまった場合は、早急に修理を行うことをおすすめします。
雨樋の修理は、DIYでも可能ですが、専門知識や技術が必要で、高所での作業も伴うため、安全面を考慮すると専門の会社に依頼することをおすすめします。