屋根の防水シートは、家を雨や風から守る大切な役割を担っています。
しかし、どんな丈夫な防水シートでも、年月が経てば劣化し、交換が必要になります。
今回は、屋根の防水シートの寿命について詳しく解説するとともに、耐用年数を過ぎた防水シートを使い続けることの危険性についてもご紹介します。
□屋根の防水シートの寿命
防水シートの寿命は、素材や施工方法によって異なります。
一般的な防水シートの寿命は以下の通りです。
1:アスファルト系のルーフィング
アスファルト系のルーフィングは、最も一般的な防水シートです。
価格が安く、扱いやすいことから、多くの住宅に使用されています。
その寿命は約17年です。
2:合成高分子系のルーフィング
合成高分子系のルーフィングは、アスファルト系ルーフィングよりも耐久性に優れており、約13年の寿命があります。
3:ゴムアスファルト系のルーフィング
ゴムアスファルト系のルーフィングは、アスファルト系ルーフィングと合成高分子系のルーフィングの中間的な性能を持つ防水シートです。
約15年の寿命があります。
4:防水シートの寿命を長く保つためには
防水シートの寿命を長く保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
雨上がりに屋根の状態をチェックし、破れやふくらみがあれば、早めに修理しましょう。
小さな破れやふくらみは、放置すると雨漏りの原因になることがあります。
もし自分で修理できない場合は、専門の会社に相談しましょう。
□耐用年数を過ぎた防水シートは使い続けられる?
防水シートは、経年劣化によって、徐々に性能が低下していきます。
耐用年数を過ぎた防水シートを使い続けると、雨漏りのリスクが高まります。
1:防水シートの劣化
防水シートは、紫外線や雨水によって劣化していきます。
劣化が進むと、防水シートが硬くなり、ひび割れや剥がれが発生しやすくなります。
2:雨漏りのリスク
防水シートが劣化すると、雨水が侵入しやすくなり、雨漏りの原因となります。
雨漏りは、建物の構造を傷めるだけでなく、カビや腐敗の原因にもなります。
3: 防水シートの交換時期
防水シートの交換時期は、素材や施工方法、使用状況によって異なります。
しかし、一般的には、耐用年数を過ぎたら、早めに交換することをおすすめします。
もし、雨漏りが発生したら、すぐに専門の会社に連絡して修理を行いましょう。
□まとめ
屋根の防水シートは、家を雨や風から守る重要な役割を担っています。
そのため、定期的なメンテナンスを行い、寿命が近づいたら交換することが大切です。
耐用年数を過ぎた防水シートは、雨漏りのリスクが高まるため、早めの交換を検討しましょう。
屋根の防水シートの状態が気になる方は、専門に相談することをおすすめします。