スタッフより
杉並区のM様からバルコニーの手摺のことで相談がありました。
M様のバルコニーの手摺の形状は、コンクリート立ち上がりで笠木もモルタルで
できています。調べてみますと、モルタル笠木に接するコンクリート立ち上がり部
のモルタルの表層が剥離していました。
モルタル笠木が外壁面より少し突出しているものの、水切りが得られる納まりに
なっていませんでした。したがって、笠木天端の雨水が外壁頂部に残留し、
この部分で凍害あるいはエフロレッセンス(※)によりモルタル表層が損傷
したものと考えられました。
補修の方法は以下の通りです。
1.笠木天端と外壁頂部が取り合う部分に水切りが得られる形の目地を設ける。
2.損傷箇所は浅くはつり取って、モルタルで再施工します。
3.笠木モルタルのひび割れおよび漏水が多く認められる場合は、金属製笠木の
使用を考えます。
この補修工事のポイントは、笠木下端に十分な水切りを設け、笠木天端では
内側に十分な水勾配をとることです。
(※)コンクリート中の可溶成分を含んだ溶液がコンクリート内部から表面に移動し、乾燥に伴って水分が蒸発することで、 コンクリート表面に濃縮。
これが空気中の炭酸ガス と統合することによって、 コンクリート表面に沈着した
『白色の物質』 のこと
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