スタッフより
昨日の続きになります。昨日はサッシ枠が防水施工前に取り付けられている場合、
どうして雨漏りが起こるのかを説明いたしました。今回は、そういう場合どう
対処していくかをお話ししたいと思います。
基本的にサッシ枠が防水施工前に取り付けられた場合、サッシ枠裏側の防水層端部は非常に目視確認がしづらくなります。また、それにより作業姿勢も辛くなり、現場作業はとても大変です。しかし、水密性を覚悟する上では
非常に重要な施工ですので、根気よく取り組むしか方法はありません。
特にFRP防水層の場合、防水材の性質から防水層端部の見切りを確実
に行うことがポイントとなります。施工に関しては、マスキング
テープなどで養生を施し、サッシ枠に防水材が付着しないように配慮します。
適切な位置で防水材を見切り、確実なシーリングを行うことが重要です。
このように今回の現場は、非常に難航を極めました。
その後はサッシ下部よりの雨漏りは全くなく大変ご満足いただけました。
これまでたくさんの現場を経験してきましたが、雨漏りの現象や原因は
家それぞれ異なり、一筋縄ではいきません。
それは、家の施工方法、部材の種類が増えるに従い、一層複雑になっていくと思われます。
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