世田谷区で排水溝付近の雨漏り

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

世田谷区のE様のお宅は、築浅の木造住宅です。しかし、強い雨が降ると
バルコニーの排水溝付近からの雨漏りを感じるということで連絡
をいただきました。E様によれば施工された時期は雨天が多かった
そうですから、おそらく新築の防水工事の完了後から、雨水が
排水溝の入隅部のピンホールから浸入したのではない
かと思われます。一般的に入隅部分には面木、あるいはパテなどに
より面取りを施し脱泡性を向上させるのが良いです。
なぜならFRP防水の施工では、入隅部分が直角ですと、
ガラスマットの積層時に脱泡しにくく、防水層にピンホールを残し
てしまう場合があるからです。深い溝や幅の
狭い施工箇所では、脱泡作業が難しいです。特に雨水が集中する排
水溝では注意が必要になります。最近新築や築浅での雨漏りが珍しくなくなって
きたとの印象を持っています。今回のような雨漏りを避けるポイントを挙げます。

(1)硬化剤は規定量を守り、適切な硬化時間を確保する。
(2)下地材の継ぎ目などは、段差隙間がないようにする
(3)入隅、出隅などは十分に面取りする
(4)排水溝は、施工がしにくく防水層の形成に悪影響を及ぼすような
複雑な下地形状は避ける
(5)ガラスマットは防水材メーカーの仕様に従い十分な厚みを確保する
(6)脱泡作業は十分に行い、下地からの浮きおよびガラスマット内
の気泡がないようにする。

(7)樹脂は気温にあった適切な粘土のものを使用し、「ダレ」や「ガラ
スマットからの抜け」がないように注意する
(8)樹脂は規定量を十分に塗布、含浸し、塗厚を確保する
(9)ガラスマットに凹凸を残さないようにする。特に出隅は防水層
が薄くなりがちなので注意。

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