スタッフより
渋谷区のT様からバルコニーと構造との取り合い部で不具合があるとの連絡
を受けました。T様のお宅は独立型バルコニーで、
バルコニーと構造との取り合いがリスクが高くなります。
バルコニーを支えるためにバルコニーの桁をアンカーボルトなどで構造梁に
固定します。特に柱を持たず、すべての荷重を梁で支えるバルコニーの
場合、固定強度を維持するため、むき出しの梁にバルコニー桁を取り付けます。
そのうえで防水シートを張り、外装仕上げをします。ここが弱点になりがちです。
構造型バルコニーであれば、柱、梁、桁などは同じ仕組みで造作されるため、
すべての構造部の表面に防水シートが施されるのですが、独立型バルコニーの
場合は、バルコニー部材である鋼材に防水シートをかけないため、桁と梁の
取り合い部で、桁をよけるように防水シートを張ることになります。
サイディングの下に張ってある黒いシートがアスファルトフェルトと呼ばれる防水シートです。桁を持ち出したことで、アスファルトフェルトが不連続になって
しまいます。シーリング材で止水処理をしていますが、その隙間から構造合板が
見えています。アスファルトフェルトがくりぬかれていて、この部分の下にあたる掃き出し窓上枠から雨漏りしていました。アスファルトフェルトの張り方が
適切であれば雨漏りしなかった可能性が高いです。
このような取り付け部分をメンテナンスする際にはシーリング処理に工夫が必要です。
雨水の入り口となり得る天端をシーリング処理しても裏側び決してシーリング
を打たないことが大切です。上も下も覆い隠すようにシーリングを打ってしまうと雨漏りのリスクが高まるのです。先に劣化をするのは日射や雨水を浴びる上側
ですが、下側のシーリングが昨日しているため、シーリングが劣化した上側から
入り込んだ雨水が逃げ場を失い、室内へ浸入するからです。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ!
ドローンによる屋根点検も好評です!
メールアドレス https://www.lovestyle-tokyo.com/
フリーダイヤル 0120ー494ー978
ご連絡お待ちしてます。