スタッフより
バルコニーとは、2階以上で屋外に張り出した屋根のない手摺のついた
空間のことを指します。そのうち床下が下階の居室になっているものを
ルーフバルコニーと言います。ベランダとは建物外部の屋根付き空間のことを
言います。よって、木造住宅では多くがバルコニーかルーフバルコニーと
なります。バルコニーには、「構造型バルコニー」と「独立型バルコニー」が
あります。前者における手摺壁はモルタルやサイディングなど外壁と同じ
仕様になっているものがほとんどです。また構造の一部となっているので、床には防水層が施されています。
後者は半自立のものが多く、張り出し側は柱で地面に支持し、居室側はアンカーボルトなどで、構造梁に固定しているものが多いです。小さいものだと柱を立てず、荷重を梁への固定のみで支えているものや、下屋根に乗せているものもあります。多くはアルミ製で構造から独立しているため、床には防水層がありません。
港区のY様のお宅は構造型バルコニーです。防水層を施してある場合が一般的ですが、防水の弱点は端部になりますので、メンテナンスのポイントとしてその処理が重要になります。本来は新築時の施工において防水層の端部を露出させないような施工がなされていれば安心なのですが、実際には、床防水を施す前にバルコニーへの出入り口となる掃き出し窓を先に取り付ける「先付け」施工のバルコニーが少なくないです。このような「先付け」バルコニーの場合、防水層端部が露出してしまうため、防水上の弱点になりがちです。このようなバルコニーをメンテナンスする場合は、特に防水端部の処理の工夫が必要になります。
明日に続きます。
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