渋谷区で、防水工事後の雨漏り　-1-

渋谷区のG様から雨漏りの連絡がありました。
G様は築２２年の鉄筋コンクリート造のマンションのオーナーです。
以前は雨漏りをしたことが無かったのですが、外観上傷みが目立つ
ということで、昨年末に防水工事を実施したとのことでした。
屋上の外周はパラペットという立ち上がりがあり、アゴと呼ばれる
特記により防水の端末に雨がかかるのを防いでいました。立ち上がり
部分は押さえブロックの保護されており、仕上げはモルタル塗りでした。
実施された防水工事の仕様はウレタン塗膜防水の通気緩衝工法でした。
排水ドレンには改修用ドレンを取り付けています。
平面には通気緩衝シートを使用し、脱気筒により水蒸気などを排出
させるようにしました。
滞留水分が熱射によって水蒸気化することで発生する防水層の膨れに
対応するためです。
雨漏りが生じたのは、最上階天井付近です。
防水工事以前は、雨漏りがなかったということでしたが、施工された
ウレタン塗膜防水にはまったく不審な点がありません。
明日に続きます。

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