スタッフより
中野区のI様は室内でカビ臭がするので雨漏りしているのではないかと心配されていました。
見た目では分からないのですが気にされている通りカビ臭が確認でき、雨水が建物内部に伝って天井板や壁紙裏を湿らせた事によるカビが発生していました。
室内の何処から臭ってくるのか場所がハッキリしただけでもストレスが減ったとおっしゃっていただいたように、雨漏りは住人の方に相当なストレスを与えてしまうのです。
雨漏りと聞いて、多くの方が天井から滴り落ちて来る水滴を容器などで受けとめている光景を思い描くと思います。
しかし雨漏りは目に見えるだけではありません。
表に現れた時はすでに内部の腐食が始まっている事もあるのです。
屋根から雨漏りし天井裏に溜まった水が行き場を失った結果、天井から水滴が落ちてきただけと考えると内部がどうなっているか心配になります。
水は流動的で小さな隙間にも入り込めるので、このまま放置すると下へ下へと流れて建物の土台にも影響をおよぼします。
その結果、腐食による建物の劣化や傾きが生じます。
今回は臭いに気付いてご相談いただいたので土台までには影響ありませんでしたが、建物がいつもと違う状態、臭いなどを感じた時には注意が必要です。