外壁塗装は住宅の美観を大きく左右する要素です。
家の外観のメンテナンスを楽にするため、色あせしない色で外壁塗装したいと思っている方が多いのではないでしょうか。
特に、外壁の色あせは、家全体の印象を損ねる原因となり得ます。
こだわりを持つ方にとって、この問題は避けて通れない重要なポイントです。
そこで、今回は外壁の色あせの原因とその対策についてご紹介します。
□外壁の色あせの原因とは?
*経年劣化による色あせ
外壁は常に自然の影響を受けています。
紫外線・雨・風といった外的要因に長期間晒されることで、塗膜の劣化が進み色あせが発生します。
特に南側の壁は紫外線の影響を受けやすく、色あせが目立ちやすい部分となるでしょう。
*コケや藻・カビやサビの発生
湿度が高い環境や日光が当たりにくい場所では、コケやカビが生えやすくなります。
コケやカビは外壁の色を変え、美観を損ねる原因です。
さらに進行すると塗膜自体を傷め、色あせを加速させる原因にもなることもあります。
また、外壁に使用される金属素材が酸化するとサビが発生します。
サビは雨水に溶け出し、外壁に付着することで色あせや変色の原因になり得ますので注意しましょう。
*施工不良による影響
外壁塗装の施工不良も、色あせの一因となり得ます。
例えば、十分な下地処理がされていない場合、塗膜の密着不良が発生して早期の色あせや剥がれを引き起こす可能性があります。
□色あせに強い外壁塗装色とは?5色紹介します!
1:白色
白色の外壁は、色あせに比較的強いとされています。
色素の結合が強く、化学変化が起きにくいため、色あせが少ないのが特徴です。
ただし、汚れは目立ちやすい点に注意しましょう。
2:黒色
黒色は光の分解を受けにくいため、色あせに強いとされています。
特に艶消しタイプの黒色は、色あせが目立ちにくいですが、汚れが目立つことがデメリットとして挙げられます。
3:青色
青色は紫外線や太陽光を反射しやすい特性があるため、色あせに強いとされています。
道路標識にも使われる色で、耐久性が高いことが証明されている優れた色です。
4:ベージュ
色あせと汚れの両方に強い色です。
特に白色と比べて汚れが目立ちにくく、中間色として人気があります。
5:グレー
グレーはベージュと同様に中間色のため色あせに強く、汚れも目立ちにくい色です。
実用性と美観を兼ね備えた色としておすすめです。
□まとめ
外壁の色あせは、紫外線や湿気、施工不良など多くの原因によって引き起こされます。
色あせに強い塗装色の選択や、適切なメンテナンスによって、住宅の美観を長期間保つことが可能です。
たかが色あせだと放置せず、できるだけ長期間美観を保つ工夫をし、住宅を守るようにしましょう。