渋谷区で北面断熱材省略による結露 -1-

ご住所
東京都渋谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

渋谷区のH様から雨漏りか結露かの現象で困っていると連絡をうけました。
H様のお宅は中層マンションです。
調べてみますとアルコーブに面した部屋の結露が酷いことが分かりました。
アルコーブは概して日が当たらず冷気だまりになりがちなのですが、
その部分に面した壁に断熱材が施されていなかったのが原因と思われます。
そこで、風道を確保することで改善をはかりました。
ユニットバスの天井換気扇は、ダクトが曲がっていたので
空気の抵抗が大きく必要な換気量を確保できていなかったのです。
これをまっすぐにして、中間ダクトファンで浴室とトイレの換気を取りました。
そして部屋から廊下への風邪道を確保するため、欄間グリルを設置しました。

最近は戸建てはもちろん、マンションも空間的に意匠的に凝ったものが増えました。
今回のように玄関までのアプローチも多種多様なものが見受けられます。
共用廊下から各住戸の玄関までに個別の廊下を設け、吹き抜けを配置するなど凝ったアプローチを演出するマンションは増える傾向にあります。しかし、こうした廊下から玄関までのアルコーブは往々にして北向きで日が差さない場所に設置されています。
玄関までが袋小路になるので、空気の流れも確保しづらいです。よって特に冬場は冷気だまりになりやすく、外部空間としては厳しい条件になります。しかもアルコーブに面した部屋に断熱材が施されていないマンションが少なくないのです。

明日に続きます。

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