スタッフより
昨日のブログの続きです。
戸建て住宅の屋根材が飛散して人身事故が起こった場合、
善意の住宅所有者が、一手に加害者責任を背負う
リスクがあることが分かりました。しかし何も打つ手がないわけではなく、
そのリスクを軽減する方法はあるのでそれをご紹介します。
まずは、飛散事故を起こさないよう、所有者が屋根を定期的に
点検することが第一です。しかし、屋根の点検には足場の設置など多額の
費用がかかります。それだけの費用負担を負うのは、
雨漏りや屋根の老朽化など、明らかに他の目的が無いと難しいです。
そこで屋根の維持管理を対象にした人的賠償も含めた瑕疵担保責任
保険があれば良いと思います。
例えば、新築住宅では保険会社が施工状態をチェックして、住宅が
健全であることを保証しています。そして万が一、事故が起これば
保険金が下りる仕組みになっています。この仕組みを屋根の点検に
応用できれば良いと思います。点検レベルとして3段階くらいの
等級を設け、これらの等級に応じて保険金額を設定するのが現実的
だと思っています。
例えば最高等級の点検では、足場を組んで屋根に登り、屋根材の
引っ張り試験などを行います。中間等級では、屋根にはしごをかけ、
棟部を含めた屋根全体の劣化状態を目視で確認します。最低等級では
ドローンを使った写真撮影などで屋根の状況を把握します。
点検は、第三者性を確保するために、新築時の施工会社とは別
会社が実施するのが良いと思われます。
明日に続きます。
明日に続きます。
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