スタッフより
杉並区のY様からベランダの雨漏りで相談を受けました。
実はY様はDIYで対処しようとしたものの、途中で挫折したとのことでした。
防水工事は具体的にどのように行い、DIYでは可能か、ということについて
お話しします。
まず、DIY工事の注意点を挙げます。
1.下地処理:ベランダの表面をきれいに掃除し、塗料が密着するように
下地処理を行うことが必要です。
2.塗料の選定:ベランダの素材に合わせた塗料を選ぶことが大切です。
また、塗料の種類によっては、下地処理が必要ないものもあります。
3.塗り方:塗料の塗り方によって、防水効果が変わってきます。
均等に塗ることや、塗りムラに注意することが大切です。
4.乾燥時間:塗料の乾燥時間を守ることが必要です。乾燥時間を守らないと、
塗料が剥がれたり、劣化したりすることがあります。
5.安全対策:塗料には有害な成分が含まれている場合があるため、
マスクや手袋などの安全対策を行うことが必要です。
DIY工事は失敗が多いです。例えば最近多いプラスチック製のベランダに多い
現象なのですが、夏と冬で伸び縮みします。夏の暑い
時期は膨張し、冬場は縮むのです、ですから、普通の塗装の仕方では、剥がれる可能性が高いのです。
なので、プラスチック用のプライマーで下塗りした上で、
伸び縮みに対応できる塗料で上塗りをする必要があります。
また、何も防水を行っていないベランダですと、まず、ウレタンを塗って、ガラスクロスシートを貼って乾かすという工程を3回行う必要が生じます。
防水剤は基本的に取扱いが難しいです。例えば主剤と硬化剤を混ぜる
2液性塗料の場合、混ぜる分量を少しでも誤ると、
硬化不良を起こす可能性があります。また、季節によっても
防水塗料の硬さが変わるのです。以上のような面倒なことがあり
費用と工程が何倍にもなってしまうことが少なくないため専門家にお願いすることを
おススメします。
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