八王子市で緩勾配屋根の屋根修理

八王子市のH様から雨漏りの連絡がありました。
H様は、屋根に見かけ上老朽化は感じないのにどうしてなのだろう、
と不思議に思われていました。
早速調べてみますと、屋根を葺いている金属板
の一部に隙間ができていて、そこから雨水が浸透した
ことが分かりました。
剥がしてみると案の定、下地材は消耗しきっていました。
H様のお宅の屋根は緩勾配でしたのでそれが雨漏りの原因の一つで
あることは間違いないです。
こういう緩い勾配の屋根は、雨水の滞留時間が
長くなるので、どうしても劣化しやすくなります。
早速下地を新しくすることからはじめました。
現状の形状を活かしながら平葺きで施工しました。
この機会に勾配も少しつけました。
しかし一概に屋根の勾配は急であれば良い、というものではありません。
急なものと緩いものとそれぞれメリット、
デメリットがあります。
【急勾配のメリット】
・雨水や雪が流れやすく、雨漏りのリスクが少ない。
・小屋裏収納やロフトを広くとりやすい。
・小屋裏空間が大きくなるため、下の部屋の断熱効果が期待できる。
・デザイン的に重厚感がある外観になり、特徴があるおしゃれな建物にしやすい。
【急勾配のデメリット】
・屋根面積が大きくなるため、多くの屋根材が必要となり、コストが上がる。
・5.5寸勾配以上の場合は、屋根足場が必要となり、施工やメンテナンスが困難になる。
・屋根の重量が大きくなり、地震に対して不利になる。
・風による影響を受けやすく、屋根材が飛ばされたり、騒音が発生したりする可能性がある。
・建物最高高さが高くなることにより、高さ制限の影響を受けることがある。

緩い勾配のメリット、デメリットは、急こう配と
全く逆になります。

屋根の急こう配は、雨漏りを防ぐというメリットがありますが、コストや安全性などのデメリットも考慮する必要があります。屋根の勾配は、建物の用途やデザイン、地域の気候や法規制などによって決めることが望ましいです。

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