スタッフより
雪の影響で、まだまだお問合せが続いております。
低温続きでだ雪が溶けきれないため、住宅の様々な場所で
雨漏りが生じているようです。
杉並区のH様から、窓回りで雨漏りがあるとの連絡を受け、
うかがうことになりました。サッシ枠からの雨漏りの原因は、
大きく3つあります。
(1)コーキングの劣化
コーキングの寿命は、10年ほど。早い場合には5年ほどで、
劣化する例もございます。この場合は、コーキングをやり直せば
雨漏りはおさまります。おさまらない場合は、複合的な原因
があるはずですから調べる必要があります。
(2)防水シートの不備
手抜き工事で防水シートが貼られていない場合や、貼ってあっても
工事が荒いことが原因です。サッシ上部に溜まった雨水を
通気シートやフエルトが吸い上げ、それが屋内へ浸透して
雨漏りになります。現象としては、内側のサッシ上部から
ポタポタと雨漏りすることで気がつきます。こういう場合は、
業者に防水処理をやり直してもらいましょう。
(3)サッシ本体の問題
枠から雨水が侵入し、サッシの下側が濡れます。この現象は。
国産のサッシではなく、輸入物の木製サッシでよくみられます。
また、丸型や変形型のサッシも防水テープがしっかり貼られて
いない場合は要注意です。
その他、サッシを取り付けているビス穴からの雨漏りや、
天窓からの雨漏りの場合は、板金の経年劣化や防水処理の
不具合によることが多いです。
H様の場合は、サッシと防水シートの取り付け部に隙間が生じて
いて、そこから雨水が侵入したようです。つばと防水シートを
両面粘着の防水テープでしっかり接着することにしました。