港区で柱の寸法の不揃いによる雨漏り -1-

ご住所
東京都港区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

港区のU様から雨漏りの連絡がありました。U様のお宅は築12年の
木造2階建てです。外壁は窯業系サイディング仕上げ、
屋根は三方パラペットの片流れで、溶融アルミ亜鉛メッキ鋼板を採用
していました。U様によると数年前から強い雨風があった際に、
南面1階サッシ上部の留め付けビス穴から雨漏りするようになったそうです。
U様は施工を手掛けた工務店に修理を依頼しました。
2階のサッシまわりのシーリングを打ち替えたり、1階サッシ上の
シーリング材に水抜き用の排水部材を埋め込んだりしましたが、
雨漏りは収まりませんでした。
その後その工務店は倒産し、U様は住宅瑕疵担保責任保険を使用する
前提で、弊社に修理を依頼してきました。
早速調査を開始すると、まずサイディング目地のシーリング材が
劣化しているのが見つかりました。しかし目地の部分に散水しても
漏水は生じませんでした。
外壁をくまなく調べてみますと、バルコニー周辺で施工する際に
寸法調整でカットしたサイディング材の一部にクラックが生じているのを
見つけました。クラックに散水すると、1階サッシ上のビス穴から
雨漏りが生じました。
サイディングを剥がしてみますと、透湿防水シートにオレンジ色のシミが
ありました。これは室内側から発泡ウレタン断熱材が直接吹き付けられていたことが原因です。通常はが断熱材によって透湿防水シートが外側に膨らんで
通気層を塞ぐので禁じ手とされています。
明日に続きます。

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