スタッフより
世田谷区のI様より雨漏りの連絡がありました。早速伺ってみると
1階のサッシ上の木枠から雨漏りが生じていました。
I様のお宅は、築13年の木造2階建てで、屋根はアスファルトシングル、
外壁はサイディングの上から外壁塗装されており、サッシは輸入ものを
使っておられました。雨漏りは初めてではなかったので、外壁はシーリング
の修理跡が見られました。
調べてみますと雨漏り箇所は、東面1階サッシ上からでした。
その輸入サッシの周辺を枠で囲んだデザインになっており、外壁にはシーリング
で修理した跡がありました。1階サッシ上の外壁のひび割れ部に散水試験を
実施しましたが、漏水にはなりませんでした。
それ以外の漏水しそうな隙間をさがすと、1階サッシと枠の間のシーリングが
切れているのが見つかりました。日本製のサッシならば屋外側からサッシ上部に
散水して、すぐに室内側のサッシから雨漏りすることはありません。
しかし、今回の場合は輸入サッシだったので、念のため散水試験を行いました。
すると室内側のサッシの木枠の黒い筋から水が染み出しました。
しかし、この現象に違和感を感じました。というのは、通常はサッシと木枠の間や木枠と内壁クロスの間から漏水するからです。
雨漏り修理にI様宅を訪れると、玄関ポーチの軒天から羽アリが飛び立ったので
殺虫剤をかけたから下に落ちているとのことでした。そこで軒天箇所を
見てみると、羽アリがシーリングの穴から出てきていました。
それはシロアリでした。雨漏りをしている建築物ではシロアリによる
蟻害を目にすることがしばしばあります。
雨漏りした水が土台まで伝わっていると、シロアリが雨漏りの水の道に沿って
登り、木部を食べるのです。先日木枠についていた黒い筋は蟻害で生じた
穴であることが判明しました。シロアリは木枠の外側を残して内部を食べていました。
雨水はシロアリが食べた穴を流れて染み出していました。
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