雨漏りに関する現行制度 -3-

雨漏りに関する現行制度の「住宅品確法」以外のものをご紹介します。
(2)日本建築学会
2007年より日本建築学会の建築工事標準仕様JASS「左官工事」が改訂、雨水
侵入防止の関連では、モルタル外壁に単層下地通気構法と二層下地通気構法
の具体的な仕様が追加されました。

(3)住宅金融支援機構
住宅金融支援機構では、雨漏りを未然に防ぐ対策として、2008年新たに
防水工事分科会を立ち上げています。これによって、同機構による木造住宅工事
仕様書には、左官工事の使用に通気構法が採用されたり、外壁や屋根、バルコニー
などに対しての具体的な防水仕様が示されるなど、数多くの防水に関する内容が
改訂されました。例えば、「壁体内通気を採用しない場合は、軒の出およびけらばの出
を60cm以上とするか、または30cm以上で外壁に雨水侵入を防止する有効な仕上げを施す
べき」などが小屋組の項目に示されています。

(4)瑕疵担保履行法
2009年10月より「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(以下、瑕疵
担保履行法)」が本格的に施行されました。瑕疵担保履行法の申し込み住宅に関する
技術的な基準を定めた設計施工基準屋根、バルコニー、外壁、湿式および乾式
外壁の仕上げに関して、最も基本的な雨水侵入防止策が示されています。
木造住宅の雨水侵入に関する項目の例は以下のものが記載されています。
第2章 木造住宅
第2節 雨水の侵入防止
第7条 屋根の防水
第8条 バルコニー及び陸屋根の防水
第9条 外壁の防水
第10条 乾式の外壁仕上げ
第11条 湿式の外壁仕上げ

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