スタッフより
日野市の集合住宅で陸屋根のクラックが広がって心配だと相談を受けました。
屋根のない屋上の事を「陸屋根(りくやね)」といいます。
鉄筋コンクリートのビルやマンションのような四角い建物は陸屋根になります。
ビルやマンションでも、屋上緑化が多く見られるようになりました。
都心の商業施設の屋上が緑の庭園でひと休みした事もあるのではないでしょうか。
木造住宅での陸屋根は、構造上あまりお勧めできませんが、近年では陸屋根風に設計された住宅も見られます。
無駄のないシンプルでスッキリした四角い住宅を好む方も増えています。
限られた居住スペースで、活用される方も年々多くなります。
ただ、その形から雨漏りのリスクは非常に高いと言えます。
風雨や紫外線の他にも、近くに首都高が通っていたり電車が通過する振動でクラックが入る場合もあります。始めは小さかったクラックが、日々の振動で徐々に大きくなったり、地震で急に広がったりする事もあります。
屋根の雨音が下階に響くので、遮音処理が必要になってきます。
便利な場所にも定期的なメンテナンスが必要不可欠です。